11月11日は、羽生田小学校の創立記念日です。この日の全校朝会は「創立記念朝会」とし、校長から学校の歴史についての話がありました。特に羽生田小で大切にされている鯱(しゃちほこ)を中心に話がありました。
鯱は想像上の生き物ですが、古くから「火災を防ぐ守り神」とされています。火の手が上がると口から水を出して火を消すという伝説があり、昔から大きな木造の寺院やお城の屋根に飾られています。また口の形にも意味があり、雄の鯱は「阿(あ)」の形に開いており、雌の鯱は「吽(うん)」の形に閉じています。仏教でいう「事の始まりから終わりまで」、「呼吸の調和」という意味があり、二体の鯱が火災が起きると最後まで「阿吽の呼吸」で火を消し続けたという伝説も残っています。
羽生田小でなぜこの鯱が大切にされてきたのか?そこには「仲間と力を合わせて最後までねばり強く取り組んでほしい」という先人の願いが込められているのかと思いました。
