本文へ
ふりがなをつける 読み上げる
文字サイズ
背景色

羽生田の地蔵さま「子育て地蔵」と定福寺

HOME観光情報観光施設羽生田の地蔵さま「子育て地蔵」と定福寺

定福寺

国道403号線の羽生田交差点から山手の方へ右折し、旧道(三国街道田上線)を100メートル入った右手には、『子育て(延命)地蔵』で有名な定福寺がある。白壁の塀があり、何か尊厳さを感じる。かつて護摩堂山の麓にあり、真言密教との関わりのなかにあったが、後世になって曹洞宗に改宗し、現在地へ移ったものと思われる。

この子育て(延命)地蔵は、河内国矢田の金剛寺を開いて地蔵信仰を広めた満米上人(9世紀)の作と伝えられ、寛文12(1672)年に定福寺二世の熊谷和尚によって当地に勧請された。無病延命の“子育て地蔵”として、近郷の信仰を集めている。

現在は、毎日数組のお参りがある。かつては羽生田駅に下り立ったお参り客が行列を作り、途中の店に立ち寄り紅白の団子を買い、それをお供えしお参りしたとのこと。特に御開帳ともなれば、境内に店屋さんが並び、地蔵殿内ではゴゼの人達の公演もあったり、大変な賑わいであった。

写真jyohuku780_IMG1.jpg 写真jyohuku747_IMG21.jpg 写真jyohuku756_IMG1.jpg 写真jyohuku748_IMG1.jpg

六道地蔵と呑竜(どんりゅう)地蔵

写真jyohuku750_IMG1.jpg

いのちあるものは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六道を生きかわり、死にかわり輪廻するという。その六道を救う地蔵の形態がよく保存されている石仏で、中央は呑竜上人作と云う。

呑竜上人は徳川家康の知遇をうけ、不幸な嬰児の救済に当り、子育呑竜と庶民から慕われたという。

定福寺子育地蔵尊との因縁があったものだろうか。

写真jyohuku752_IMG2.jpg 写真jyohuku751_IMG1.jpg 写真jyohuku749_IMG1.jpg

万霊供養塔の六地蔵

六道地蔵が浮彫されている。仏の功徳力によって死者の生前の罪業が浄められ成仏するよう祈る、合字様式の呪文があり、田上では唯一の珍重な作例。

元禄10(1697)年建立。

写真jyohuku771_IMG1.jpg 写真jyohuku767_IMG1.jpg 写真jyohuku775_IMG11.jpg

カテゴリー

地図