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町政情報

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20年を振り返って~最終回~

 町長室の窓から黄色の巨大なクレーン車が上下左右に忙しく動いています。多くの町民の皆様の要望であった田上町公民館の代替施設となる田上町交流会館の基礎工事が始まりました。
 平成10年6月22日に初めて就任してからちょうど20年目に待望の文化的施設・田上町交流会館の建設を目にする事が出来ました。就任当初の議会では文化的施設の建設が重要なテーマとなっており、特別委員会が設置され熱心に議論されていました。しかし、残念ながら平成15年からの財政再建のため中断となり、工事着手が遅れてしまいました事をお詫びしたいと思っています。

度重なる水害の被害
 思い起こせば、就任当初から前半は災害対応に追われるという状況でありました。町は平成7年頃から大雨による浸水被害が発生するようになったようです。特に大きな被害を受けていたのは、田上駅前周辺でした。当時は、東側の丘陵地の大規模開発が原因ではないかとも言われていましたが、その頃から発生していた気象変動による局地的豪雨が原因であったのではないかと考えています。
 平成10年には、豪雨による田上駅前の横山川の氾濫により住宅と国道403号線が冠水する被害が2度続きました。就任間もない私にとっては、災害対応のノウハウが無かった為、直接県へ訴え、要望書を提出しました。その後、県から下水道事業での採択の連絡が入りました。この工事によりその後の田上駅前の水害被害は少なくなりました。
 その後の豪雨では一級河川山田川、才歩川の氾濫が発生し住宅等の浸水、国道403号線の通行止めなど、大きな被害が広範囲にわたり発生しました。当時の建設大臣であった亀井静香氏に直接、才歩川の状況を視察していただきました。さらに、当時の建設省に改修の要望を行い、副大臣と面会しました。要望の結果、即決をいただき県事業により一級河川山田川、才歩川の改修を行うことができました。平成14年度着手であったと記憶しています。この改修工事が完了してからは大きな水害の発生はなくなりました。
 その後の町内の小河川の調査により町内を横断している国道403号線とJR線の横断樋管(水路)が細く、排水が難しい状況である事が判明しました。残念ながらその改修には県・JRとの交渉が必要であり、改修には相当な工事費が必要となります。そのため下水道事業により、羽生田地区の大道郷の水害対策、本田上地区の新川の一部改修は、いずれも上流部に調整池を設置する対策を予定しております。

国道403号バイパスの建設
 町内の基幹道路は国道403号バイパスと県道です。そのうち、村松田上線だけは整備が完了していましたが、国道403号バイパスは、加茂川の千代橋で工事はストップしていました。さらに、新潟五泉間瀬線はほとんど未整備のままでした。
 このなかでバイパスの完成が町の命運を決めるのだろうと思い、国道403号バイパス工事の再開を国・県へ要望し、現在まで続いています。当時から国道403号バイパス工事は何故進まないのだろうかと思っていましたが、その理由の一つとして403号バイパスは国の直轄国道ではないという事が判明しました。国から県への補助額が増額されないと工事が進まない事がわかり、その工事費の半分は県が支出しなければなりません。その事が遅れている原因であったようです。国に対して、町の発展のために急いで整備する必要がある事を訴えてきました。その甲斐もあって、平成32年度頃に、新潟市まで接続が可能になる予定です。

これからのまちづくりの課題
 これまで、学校の改修、役場庁舎の建設、水田整備(ほ場整備)、水道施設の整備、水害対策としての河川改修、そして基幹道路、町民待望の公民館の代替施設の建設等を行ってきました。町のハード面の整備はある一定の段階まで進んだと思っています。
 これからはソフト面の整備に着手しなければなりません。人口減少対策、教育環境の改善等多くの課題が出てくるものと思われます。特に町にとって最大の課題である人口減少については、現在、新生児の出生数が40人前後となり、急速な人口減少となる事が予想されます。常に町にとって何を最優先するのかが求められてきます。
 田上町の総合戦略・人口ビジョンでは約20年後の人口を約8,500人としています。当面は交流人口の増加に努力していく必要があります。これからの人口減少と高齢化社会の到来に対応できる社会(コンパクトシティ構想)を構築する必要があります。
 最後になりましたが、本当に長い間お世話になりました。今後の田上町の持続可能な〝まちづくり〟に期待したいと念願しています。ありがとうございました。

このページに関するお問い合わせ

田上町役場 総務課

電話:0256-57-6222
E-mail:soumu@town.tagami.lg.jp

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